令和を30年生きるためのブログ トリプルスリーを目指して

昭和を30年、平成を30年生きた。 そして、令和を30年生き抜いて トリプルスリーを達成しようと思う。。

楽天の言い知れぬ不安

楽天には、言い知れぬ潜在的な不安要素があります。


それは、楽天を契約している人とは、
いったいどんな人かということです


楽天の契約者は、乗り換えと新規に大別できます。
この割合は全く分かりませんが、
意外と乗り換えは少なく、
新規が多いのではと想像します。


この乗り換えをした人というのは、
情報収集能力に優れ、価格に敏感で、
スマホの乗り換えに抵抗がなく、
またそのスキルもある人です。


新規の人も、純新規の人と
メインは他にあるという人に
分類できます。


純新規というのは、
全く初めてスマホを持つという人です。
そんな人が楽天を選ぶとは想像し難いので、
おそらく、ほとんどの人がメインの契約は残しつつ、
サブとして楽天を契約している人だと思います。


そういう人は、1年無料だから、
楽天の使い勝手を試してみようという人です。
そして、メインを残しているということは、
乗り換えには手間と不安を感じてます。
また、単に安いという理由だけでは
乗り換えしないということでもあります。


つまり、現在楽天を契約している人は、
乗り換えであろうと、新規のひとであろうと
しっかりと条件を確認して、
他に良いところがあれば乗り換えするという
人たちの集まりです。


いわば、楽天は、「浮遊層」の集まりなのです。
言い方を変えれば、解約予備軍ともいえます。


そして、楽天は、解約の場合に手数料はかかりません
つまり、データ・電話使い放題に加えて、
解約し放題なのです。


外部要因として、
・他社から続々対抗プランが打ち出されていること
・通信品質で見劣りすること
これらは、よく言われていることです。


しかし、この外部要因に加えて
内部要因として、
・契約者が浮遊層のかたまりであること
・解約流出のハードルが低いこと


これは、結構不安要素だと思います。


しかも、この春は、外部要因と内部要因が
同時期に重なります。


楽天を契約する人が増えるとはとても思えません。


そして、深刻なスキャンダルがこちら



テレビニュースでも報道されています。
この記事は、携帯事業撤退かとも書かれています。


もし、撤退となれば、三木谷社長の責任が問われますし、
なにより、求心力がなくなります。
それはそれで、楽天のピンチです。

私が楽天を継続しない理由

私が楽天を継続しない理由


私は、昨年の6月に楽天モバイルを契約しました。
ですので、今年の6月に1年の無料期間が終了します。
無料期間終了後は、解約することになると思います。


理由はいろいろあります。
通話品質、楽天への信頼性、
他社に魅力的なプランがあるとかです。
このように、一般的に言われている理由以外に、
決定的なことがあります。


あまり、ネットなどでは見ませんので、
私の個人的な理由かもしれません。


それは、無料通話アプリ 
RakutenLINKが使いにくいからです。


楽天の通話し放題というのは、
このRakutenLINKを使った場合です。


しかし、私の使い方だと、
無料にならないケースが多々あり、
それがストレスです。


私は、Googleの音声入力をよく使います。


例えば、電話帳に登録されている連絡先に
電話をする場合、音声入力で
「会社に電話する」、「自宅に電話する」と言うと、
スマホ標準の電話アプリが立ち上がって発信されます。


この場合、RakutenLINKを使っていないので
課金通話となります。


以前にGoogleのテレビCMにもあったように
例えば「近くのスパイスカレーに店」などと言うと
検索結果で候補のお店が何件か表示されます。


検索結果からお目当てのお店を選ぶと、
電話番号📞、経路案内、
WEBSITE
などの項目が表示されます。


そこで、お店に電話をする場合、
📞をタップして電話を架けると
スマホ標準の電話アプリが立ち上がって発信されます。


この場合もRakutenLINKを使っていないので、
課金通話となります。


通話無料とするためには、
検索結果の電話番号を一旦メモし、
RakutenLINKを立ち上げて、
キーパッドで電話番号を入力しなくてはなりません。


とても、面倒です。


これでは、スマホやGoogleの便利さが生かせません。


というわけで、RakutenLINKが使いにくいので
私は、無料期間が終了したら、楽天は解約します。

さて、楽天のどうするのか

大手3社のプランが出そろいました。
楽天としては、このままというわけにはいかないでしょう。


現時点で私が想定する対抗策は次の4つ
しかし、どれも厳しい内容です。


1.無料期間の延長
1年無料を延長するというもの。
そうなると、既契約者は、1年間無料で使えて
さらに無料期間が延長。
しかし、300万名達成したことにより
新規の契約者は有料
ということになれば、誰も新規契約をしなくなります。


既契約者の流出は防げますが、
新規契約の抑制になります。


なので、1年無慮を延長するとすれば、
新規の無料受付も300万名に達しても
終了せずに続けることになります。


その結果、2021年も料金収入はないことになります。



2.料金2980円の値下げ
2980円を値下げすることは十分にありえます。
しかし、auのPOVOの料金設定がやっかいです。
実質的は2980円ですが、表面的は2480円としました。
そうなると、同じ2480円への値下げでは
楽天のほう安いとは感じません。
つまり、1980円にしないと
値下げというインパクトはありません。


大手3社は料金の高いプランがありますので、
そこでトータルで利益をだせるかもしれません。
ワンプランの楽天は、1980円で採算が合うのでしょうか。


簡単に計算してみましょう。


想定料金2980円に
損益分岐点の契約者数700万をかけてみます。


2980円 ✖ 700 = 2086000


では、この2086000を
新料金の1980で割ってみます。


2086000 ÷ 1980 = 1053


つまり、料金を1980円に値下げすると、
損益分岐点となる契約者数は、1053万になります。


実際には、こんな単純な計算ではないでしょうが、
値下げによって、損益分岐点が上がるということは
誰にでもわかることです。


おそらく、楽天としては、初年度に300万
2年目には、700万達成を想定し、
赤字も2年くらいなら耐えられるとしていたのでは


しかし、仮に1000万というのであれば、
いつ達成できるのか、
そもそも達成する可能性はあるのか
そう思える数字です。



3.楽天ポイントクラブ会員への割引
楽天ポイントクラブには、会員ランクがあります。
その会員ランクに応じて、
料金を割引するというものです。


例えば、
ダイヤモンド会員には、1000円引きで1980円
プラチナ会員には、500円引きで2480円
という感じです。


ただ、楽天はこれまで他社の複雑な
割引プランを批判してきました。
そのため、UN-LIMITは
複雑な条件のないシンプルなワンプラン、
ワンプライスとしてきました。
他社を批判してきた手前、
割引制度の導入は難しいと思います。



4.格安プランの投入
楽天の契約者が伸び悩む想定外の要因として、
旧楽天からの移行がすすまないことがあります。
旧楽天契約者の受け皿として、
3G程度の格安プランを導入するというものです。
UQが新たに発表したくりこしプランSは、
通話プランがオプションとはいえ、1480円です。
そうなると、同等の内容であっても、
より安いと訴求するためには、980円くらいの
料金設定が必要になります。


ただ、格安プランの導入は、上記3と同様に
自ら宣言したワンプランを否定することになります。


ですから、3.4の実現はかなり難しいです。



もし、3.4をやってくるようであれば、
楽天はなりふり構っていられない
相当に厳しい状況だということになります。