令和を30年生きるためのブログ トリプルスリーを目指して

昭和を30年、平成を30年生きた。 そして、令和を30年生き抜いて トリプルスリーを達成しようと思う。。

楽天モバイルの誤算3

楽天は、楽天市場というネットショッピングの企業という
イメージが強いです。


しかし、収益源としては楽天カードなどによる
金融分野が収益の柱です。


楽天カード、楽天証券、楽天銀行など
会員契約者数は順調に伸びています。


皮肉なことに、この楽天カードの成功が
楽天モバイルのコンパスを
狂わしたのではないかと思っています。


楽天カードは、年会費無料のクレジットカードです。
会員になったところで、使う使わないに関わらず
維持費はかかりません。


クレジットカードを使う人は、
多くの場合複数のクレジットカードを持っています。


既に、他のクレジットカード持っている人でも
新たに楽天カードの会員なってもらえます。


証券口座も同様です。
ネット証券口座の維持費はゼロです。


ネット証券口座を持っている人は、
まず、複数の証券会社を使っています。


SBI、マネックスなど口座を持っている人でも、
楽天証券に口座を開設してもらえます。


しかし、携帯電話は違います。
複数の携帯会社と契約している人は
いないことはありませんが、
普通の人は、まず1社です。


なぜなら、契約すれば月々の料金がかかるからです。
そして、多くの人はその料金を
少しでも安くしようとしています。


すでに、ほとんどの国民に携帯電話が普及しています。
純新規の獲得となると、初めて携帯を持つ人ですから、
中学生か相当のお年寄りになります。


中学生は、未成年ですから経済的な面からも
親の意向が働きます。
おそらく家族割で同じ会社が選ばれます。


そうなると、楽天としては、既存のお客様から
乗り換えてもらうしかありません。


しかし、乗り換えの手間と費用を考えると、
相当魅力的な内容でなければ
乗り換えてもらえません。


このような厳しい状況であることは、
楽天自身もわかっているはずです。


しかし、事あるごとに三木谷社長の発言に
楽天カードら成長が引き合いに出されます。


社内的にも、社外的にも「やれる、実現可能だ」
という論法の根拠なっています。


楽天カードの成長性と同じ次元で比較できない。
おそらく、社内では解っていても
口に出すことはできないのでしょう

なんだか、楽天カードの呪縛のような気がします。

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