令和を30年生きるためのブログ トリプルスリーを目指して

昭和を30年、平成を30年生きた。 そして、令和を30年生き抜いて トリプルスリーを達成しようと思う。。

楽天モバイルの誤算 まとめ

楽天の誤算をまとめると


1.未知の通信分野に参入したこと
これは、単に未知の新規事業という意味ではありません。
通信という特殊な事業であることを言っています。


楽天は、MVNOとしては参入していたものの、
はやりキャリアとしての参入は未知の分野でした。


通信は、国民共有の財産である電波を使用する
インフラ事業であることから、
監督官庁の管理がとても強い分野です。


そもそも、民間の事業の料金体系について、
政府が口を出すとということ自体、
普通の事業ではありえません。


自由闊達なIT事業とはまるで違います。
おそらく、総務省との関係においては、
いろんな意味で面食らったのではと想像します。


2.基地局整備の遅れ
やはり、最大の誤算でしょう。


当初は、2019年春の予定が遅れ、
2019年秋からとなりました。
しかし、それは無料サポータープログラムという名の
実質的はテストの開始でした。


商用サービス開始は、2020年4月
およそ1年の遅れです。


変化の激しいこの分野で、1年の遅れは致命的でした。


楽天は、完全仮想化の技術で基地局の設置や維持管理が
低コストで実現可能といっています


しかし、実際の基地局設置には、
ビルなどのオーナーとの設置交渉など
とても泥臭い仕事です。


めぼしいところは、既に既存3社の基地局が設置されており、
スペース的にも難しかったり、金額面では足元をみられたりと
思うようにはいかなかったのでは想像します。


3.楽天経済圏圏成功の呪縛
楽天は、楽天カードなどの金融分野の業績は順調です。
楽天ポイントによる楽天経済圏というのも有名です。
楽天証券も口座数が500万を突破しました。



しかし、この成功が楽天モバイルの契約も同様に伸びる、
いや、伸ばせるという錯覚に繋がったのではと思います。
おそらく、社内でも楽天経済圏の成長が
常に引き合いに出さていたのではと想像します。
まさに、楽天経済圏成功の呪縛のような気がします。

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