楽天の誤算１

楽天モバイルの契約者が伸びない理由はなんなのか

楽天モバイルは自前回線を持つ
いわゆるキャリアに参入する前は、
キャリアから回線を借りるＭＶＮＯ
（いわゆる格安ＳＩＭ、格安スマホ）事業を行なっていました。
契約者は２７０万とも２４０万ともいわれて、
ＭＶＮＯの中では最大手でした。

楽天モバイルはキャリア参入にあたって、
キャンペーンとして３００万人まで無料として
ロケットスタートを目論んでいました。

しかし、いろんな理由から契約者は伸び悩んでいます。

その、３００万人の内訳は、
ＭＶＮＯの楽天モバイル（便宜上ここでは旧楽天モバイルと呼ぶことにします）
から２００万人
残りの１００万を新規としていたようです。

しかし、ＭＶＮＯからの移行が思うように進んでいないようです。

楽天モバイルは、これを真摯にかつ深刻に受け止めるべきです。

旧楽天モバイルの契約者は、数あるMVNOから
旧楽天モバイルを選んだ人たちです。

この人たちは、
少なくとも、楽天モバイルには好意的なはずです。
そして、携帯事業者の乗り換えに抵抗がありません。
（少なくとも一度は経験しています）
さらに、スマホやデジタルスキルも一般の人以上あると考えられます。
そして、価格に敏感です。

その人たちが、新楽天モバイルを選ばないというのはなぜか、
真剣に考える必要があります。

答えとしては、新プランに魅力がないからです。
おそらく、データや通話に制限があってもいいから、
２０００円以下の料金がいい。

そして、回線品質に不安があるからです。
旧楽天モバイルは、ドコモの回線をつかっているから、安心だ

旧楽天モバイルの人達が、
新楽天モバイルを選ばないというのは、
まさに、楽天モバイルに対する正当な評価だと思います。

そして、旧楽天モバイルからの移行に際して、
キャンペーンなどで優遇しているフシはありません。

本来なら、楽天のコアなファンを大切にして、
優遇することが必要ではないかと思います。